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昨年は元旦から小雪がちらつき、寒いお正月だった記憶がありますが、
今年は、あたたかく穏やかなお正月でしたね。 連日、お散歩ばかりしていました。 実家に帰った際も、裏手にある入間川まで足を延ばして、のんびりと川辺を歩いてきました。
この川下に私が通っていた小学校が、川上には中学校がありまして、
学校を挟んで広大な運動公園があります。 学校での課外授業も河原。放課後遊ぶのも、部活の自主練も河原。 9年間、ずっと生活のそばにあった、私の原風景です。 あらためて、良い環境で育ったのだなぁ・・・と実感。 さて。 2016年がスタートしましたね。 去年までの数年間は「開く」をテーマに、いろんな場所へ出かけていき、 同業者同士のコミュニティに参加したり、地域活動的なものに参加したりしてきました。 あまり信じてもらえないのですが(笑)、もともと極度の人見知りで、 5人以上人が集まる場所にはどうしても行くことが出来なかった私が、 少しずつ、懇親会にも参加できるようになり、 大勢集まる場所で初対面の人と話す事も出来るようになり、 この自意識過剰な人見知りを、ずいぶん克服できたような気がしています(*^^*)。 素敵な出会いが続き、中には、この先ずっと、長く深く付き合って行けそうな友達も出来ました。 このご縁を大切に育てながら、また、新しい出会いにも期待しつつ、 それでも今年は、少しだけ窓を閉じて、 今一度、自分の仕事の足元をしっかりと固めていく1年にしていきたいと思っています。 自分の目の前に居る人の為に、 それぞれが、自分の一番心地いい歩幅で歩いていける暮らしを、 ゆっくり深呼吸しながら過ごせる時間と場所を、 丁寧につくって、丁寧に手渡していけますように。 また一年、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。 |
現場では、社長さん自ら作業に参加しており、シリンジを使ったプチ実験も見せていただきました。
これがとても説得力がありまして、この工法が液状化に強い理由がよく分かります。 超理系で、理詰めで納得させないとすぐに渋い顔をする頭脳派(頑固者・笑)の監督Iさんも、 この採用には深く理解を示してくれて、いろんな不安が一気に払拭できました。 現場の広さや道路付によっては、かなり難しい作業になる工程ではありましたが、 通常の柱状改良のように、杭頭レベルの調整に神経質になる必要もなく、 砕石という、いわゆる自然素材を利用しているのも大きなメリットなのではないでしょうか。 私は、すぐに「人に歴史あり」的な質問をしてしまう癖がありまして(笑)、 社長さんに、なぜこの工法の施工業者になろうと思ったのか、その前はどんな仕事をしてたのか、 と、矢継ぎ早に質問を浴びせてしまったのですが、その答えのひとつひとつが納得で、 この工法、この業者さんを選んで良かったと、大きな安心感と共に現場を後にしました。 (施工店はエリアごとに数社あるのですが、今回お願いしたのはこちらです→ (Click!) )
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知人が運営委員をやっている「2016街路樹サミットin立川」に行ってきました。
会場は、昭和記念公園内の花みどり文化センター。 こんなに近くに住んでいるのに、初めて足を踏み入れました。 とても素敵な建物だったのですが、引きで撮りすぎてよく分かりませんね(笑) しかも、全体が写ってなかった。。。
地元で開催されるイベントなので、甘く見てましたが、
全国から造園屋さんや行政の方などが集まっていて、みなさんの街路樹への想いが熱い熱い。 圧倒されてしまいました。 どんな分野のどんな問題にも、そこに関わる人それぞれの正論があって、 その正論をつなぎ合わせようとすると矛盾が生じてしまう。。。一緒なんだな。 その矛盾に向き合って、折り合いをつけるために考え、実行するのが、 プロの仕事なのかもしれませんね。 もっともっと自然な形で、街並みが美しく大らかになっていくといいなと感じました。 以下、備忘録として印象に残ったキーワード。 「街路樹の『維持・管理』と言うけれど、本来、街路樹には『保護・育成』という言葉を使うべき」 こう発言した方は、『維持・管理』は建造物に対して使う言葉とおっしゃっていましたが、 家も『保護・育成』という言葉の方がしっくりくるなぁ・・・。気に入りました。 「想像力の欠如」 何も考えずにぶつ切りにされてしまう街路樹を憂うパネルディスカッションの中で、 パネラーさんから出た言葉。 街路樹に限らず、今の人間社会の諸問題は、想像力の欠如からくると。 これには激しく同意。本当に、相手の立場で考えるという想像力が失われてきてますよね。 「木陰」 これは、今の私のテーマとなっているキーワード。 自分という木がしっかり自立して、成長して枝を伸ばし、葉を茂らせ、 その下にできる木陰に人が集まってくる。 隣に別の木が立っていて、その木と枝がぶつかり合ったところで新しい仕事が生まれ、 木陰の範囲がどんどん広がっていく。 そんな風に仕事をしていきたいなーと、去年からずっと考えています。 多分これは、地域に関わるようになって生まれたイメージです。 人工的につくられる強制的なコミュニティではなく、自然に人が集まってきて、 そこがホッとできる場所になるような、そんな存在になれたらいいなと思うのです。 シンポジウムの中で「木陰の気持ちよさ」の話題になる度に、 「そうそう、やっぱり木陰なのよ」とほくそ笑んでおりました。 建築業界にいると、山林問題、国産材の流通といったキーワードはよく耳にしますが、 建築資材としての木に限らず、そして、街路樹に限らず、 人間と木の関係について、しばらくはグルグルといろんな思いが駆け巡りそうです。 とても興味深いシンポジウムでした。 |
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今朝の日の出。
寒い冬の朝こそ、外に出てみるものだと思う。エネルギーチャージ。
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今、ほぼ日ファンの間で熱く話題になっているバルミューダのトースター。
バルミューダの寺尾社長と糸井重里さんの対談が本当に面白いです。 ご存じない方は、ぜひ読んでみるといいですよ!→ (Click!) そのトースター。 キッチンの計画を進めている時、お施主様からこのトースターを置きたいというご要望があり、 ネットで寸法などを調べていたのですが、その形に私も一目ぼれいたしまして、 検討図面に、そのデザインを忠実に模写したことがあります。 なんかね、描きたくなっちゃったんですよ(笑)。シンボリックなんですよね。
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書き終えないまま下書き保存した記事が貯まっております。
前回のエントリー後、結構密度の濃い毎日で、書きたい出来事はたくさんあるのですが、どういう訳か、書きたい事(=気持ち)と文章がうまくマッチしなくなってしまう時期というものがありまして、そういう時はなんとなくアップできないんですよねー。 と、大した内容のブログでもないのに、作家気取りの発言をしてみましたが(笑)、ただ単に、考えなきゃいけないことがありすぎて、脳の情報処理機能が低下しているだけだと思います。 2年前から相談にのっていたマンションのスケルトンリフォームが、本格的にスタートをきりました。 最近つくづく感じるのですが、出会ってから実際に設計を始めるまでのアイドリング期間、つまり、ヒアリングにあてる時間を、もっともっとたっぷり取れたらいいですよね。お互いの為にも。 相手の時間的余裕と、こちらのフトコロの余裕がなければ難しいんですけど(笑)、家や建築をつくっていくのではなく、暮らしをつくっていくのであれば、いろんな意味でのゆとりの中でお互いを知り、信頼関係を築いていく時間が大切なんだよなーと、実感を伴って分かってきた昨今です。
上の写真は神田にある「ヌイサンスギャラリー」というギャラリーカフェ。
地元の友人が今、夢の実現に向けて少しずつ動き出しているのですが、その「夢の共有」の為に見学してまいりました。とても素敵な空間。一言で言うと「自由」。 多方面で活躍されているデザイナーさん監修のお店なのですが、建築家と呼ばれる職業の人が関わっていないからこそのおおらかさに包まれておりました。ちょっとジェラシー(笑)。 自分の周りに居る、自分と同じ普通の人の小さな夢の実現に、ちょっとだけ手を添えて背中を押してあげるくらいのお手伝いをするのが理想。 もっともっと気持ちをゆったりさせて、自分を解放していきたいと思います。 遅ればせながら、2016年の目標!(笑) |