円い箱 〜アトリエ朋便り 
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知人が運営委員をやっている「2016街路樹サミットin立川」に行ってきました。
会場は、昭和記念公園内の花みどり文化センター。
こんなに近くに住んでいるのに、初めて足を踏み入れました。
とても素敵な建物だったのですが、引きで撮りすぎてよく分かりませんね(笑)
しかも、全体が写ってなかった。。。
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地元で開催されるイベントなので、甘く見てましたが、
全国から造園屋さんや行政の方などが集まっていて、みなさんの街路樹への想いが熱い熱い。
圧倒されてしまいました。

どんな分野のどんな問題にも、そこに関わる人それぞれの正論があって、
その正論をつなぎ合わせようとすると矛盾が生じてしまう。。。一緒なんだな。
その矛盾に向き合って、折り合いをつけるために考え、実行するのが、
プロの仕事なのかもしれませんね。
もっともっと自然な形で、街並みが美しく大らかになっていくといいなと感じました。


以下、備忘録として印象に残ったキーワード。

「街路樹の『維持・管理』と言うけれど、本来、街路樹には『保護・育成』という言葉を使うべき」
こう発言した方は、『維持・管理』は建造物に対して使う言葉とおっしゃっていましたが、
家も『保護・育成』という言葉の方がしっくりくるなぁ・・・。気に入りました。

「想像力の欠如」
何も考えずにぶつ切りにされてしまう街路樹を憂うパネルディスカッションの中で、
パネラーさんから出た言葉。
街路樹に限らず、今の人間社会の諸問題は、想像力の欠如からくると。
これには激しく同意。本当に、相手の立場で考えるという想像力が失われてきてますよね。

「木陰」
これは、今の私のテーマとなっているキーワード。
自分という木がしっかり自立して、成長して枝を伸ばし、葉を茂らせ、
その下にできる木陰に人が集まってくる。
隣に別の木が立っていて、その木と枝がぶつかり合ったところで新しい仕事が生まれ、
木陰の範囲がどんどん広がっていく。
そんな風に仕事をしていきたいなーと、去年からずっと考えています。
多分これは、地域に関わるようになって生まれたイメージです。
人工的につくられる強制的なコミュニティではなく、自然に人が集まってきて、
そこがホッとできる場所になるような、そんな存在になれたらいいなと思うのです。
シンポジウムの中で「木陰の気持ちよさ」の話題になる度に、
「そうそう、やっぱり木陰なのよ」とほくそ笑んでおりました。


建築業界にいると、山林問題、国産材の流通といったキーワードはよく耳にしますが、
建築資材としての木に限らず、そして、街路樹に限らず、
人間と木の関係について、しばらくはグルグルといろんな思いが駆け巡りそうです。
とても興味深いシンポジウムでした。