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少し前に、あるイベントで展示したこちらのパネル。
「家族の数だけ、あるべき家の形がありました」というコピーを付けて、
住まい手さん達の暮らしが垣間見れる写真をコラージュしたものなのですが、 イベント展示から戻ってきたので、今、事務所の入り口に、外に向けて飾っております。 すると、今まで全く無かった現象なのですが、 事務所の前を通る子供たちが、この写真に、というより、この事務所に興味津々みたいで、 ガラスに鼻をつけて子豚ちゃんになる子が居たり(笑)、私に向かって手を振ってくれたり、 なんだかとっても楽しい事になっています。 もちろん、この写真自体にものすごく食いつく子も居て、それは大概、幼稚園くらいの男の子。 これはひとえに、センターを務めるRちゃん人気を示しているのでありましょう(*^^*) せっかく路面に事務所を構えたのだから、もっともっと、開いていっていいのだな。 国分寺進出6年目にして、やっと、事務所のイメチェンを企て中でございます! |
↑ 作業中の全貌です。(撮影は作業助っ人のNさん。素晴らしい働きでした。感謝!)
塗ったのは、私が普段、かなりの頻度で採用している「コラーゲン・ビーナスコート」 (Click!) いつも「これは自分でも塗れますよ」とか「クロスの上から塗れちゃうんですよ」とか、気軽に説明しちゃってたのですが、お薦めする以上実体験を伴いたいと思い、実験も兼ねたチャレンジでした。 結論。 これは本当に、素人にも取り扱いやすい素材です。 今回は、この狭い事務所で什器を置いたまま施工するという強行手段に出た為、養生が一番大変でしたが、ローラーで塗るので難しくないし(出来栄えの合格水準が低ければの話ですが(笑))、すぐに乾くし、うっかりどこかに付けてしまっても、水だけで簡単に拭き取れるし。 私は素手で作業してしまったのですが、手荒れもまったくありません。 希釈する時の撹拌だけは、素人さんだけでは難しいかもしれませんが、フォローしてくれる人さえいれば、楽しく頑張れるんじゃないかな。 これから増えていくであろうリフォームの相談にも、今まで以上に自信を持ってお薦めできそうです。 本当は「壁塗りワークショップ」と称して、人を集めてやってみたかったのですが、いかんせんこの状況。。。2人での作業が限界だったのが残念。 あらためて、いろんな人に体験してもらえる機会を作れたらいいなと思っています。 ちなみに参考まで。 施工面積は約25㎡。朝の9時過ぎから作業を始めて、片付け養生に2時間半、シーラー塗布に1時間半、乾燥1時間、仕上げに2時間半で養生剥がしに30分。18時に終了しました。 もう1日余裕を見ておけば、かなりきれいに仕上げられると思います。 材料費の目安は、もろもろ道具の購入も含めて25,000円ほど。1,000円/1㎡って感じですね。 (ネタは35㎡分で一缶なので、私の実費はもう少し掛かっておりますが・・・) そして、施工後の感想。 塗った後の事務所の空気が全然違います。 朝、事務所に入ると、空気がシャキッとしている感じ。 これから梅雨に入ったら、調湿効果も実感できると思います。楽しみ~。 肝心な出来栄えはというと、塗り残しもあちこちにあり(笑)、若干「あちゃー」なところもありますが、上出来だと思います。 もともと、住みながら簡単に補修できるところがこの素材の魅力なので、後は、おいおい仕上げていこうと思います。 もろもろの反省点は、今後、住み手にセルフビルドを薦める時に活かしていきましょう。 この事務所に引越してきて、丸5年。 心機一転で、6年目の業務が始まります(*^^*) 仕上げの様子が気になる方は、ぜひ、事務所に遊びに来てください! |
そんな「もう少し先の未来」も、意外とすぐそこまで来てたりするのかも。
彼らの両親は私と同じ歳。 ぼんやりしてたら、あっという間に、私達も「じぃじ」「ばぁば」と呼ばれる世代になっちゃうね。 お~、こわいこわい。 |
追記
記事をアップしたあと、「ことりのむーすけーき」で検索してみたら、2/27に全国のセブンイレブンで発売開始との情報が。。。すでにあちらこちらで話題をさらっているじゃないか! どういう事ですか? 国分寺の文化は、全国から3か月も遅れているのでしょうか?(笑) キーーーッ! |
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1年前、国分寺の丸山という小高い山の上に「国分寺さんち」という場所が生まれました。
HPから抜粋すると、 『「国分寺さんち」は、デザインの力を活かし、地域に根ざした仕事から、 暮らしに必要なヒト、モノ、コトを産み出す山のうえの活動拠点です。』 という場所。 そして、その"さんち"を拠点とした「しごととデザイン研究室」(通称「しご研」)が発足し、私も1期生として、1年間活動に参加しておりました。 と、テキストで説明してもよく分からないと思うので、興味のある方は、まずはこちらをご覧下さい。 「国分寺さんち」webサイト→ (Click!) すごくおもしろかったんです。 グラフィック、ウェブ、イラスト、家具、プロダクト、編集、建築などなど、デザインに関わるほとんどの職種の人が集まっていて、それ以外にも、イベント企画、サウンドディレクター、食や福祉に関わる仕事をしている人、そして学生さんなど、まさに「人種のるつぼ」(笑)。 その集まったメンバーが、シャッフルされて無作為に5つのチームに分けられて、そのチームごとに、ミーティングを重ねながら、1年の間に「何か」の結果を出すという取り組みでした。 「何か」は、ホントになんでもいいんだよ!という放置のされ方なんですけどね。 仕事も年齢もやりたい事も全く異なる人同士で、ゼロから何かを構築する事のおもしろさと難しさを体験できたのは、とっても貴重な経験でした。 私が所属していたチームでは『「郷土食」を真ん中に置いた、つながりの場づくり』というプロジェクトに取り組んでいて、実際に、そういうイベントを開催してみるところまで、なんとかこぎつけました。 とは言え、メンバーは全員、本業はデザイン関係。 別に、飲食業やコミュニティデザインに手を出していきたい訳ではなく(笑)、その活動の中で、それぞれが自分の仕事の意味を再考したり、次への展開考えたりするのが目的です。 ちなみに私は、こういう活動を、国分寺の空き家対策に繋げていきたいという野望を持っております。 あと、福祉。 中高年者が「この町で歳を取るのは相当楽しい」と思えるような、そして、子供たちが「大人になるのはどうやら楽しいらしいぞ」と思えるような地域づくりをしていきたいんですよねー。 普段は、何かをやろうとすると、当然、同業の人達が集まるので、どうしても視野や世界が狭くなっていってしまうけれど、活動を通して他のメンバーの仕事に触れる事で、視界が開けていくんですよね。本当に、仕事とはなんぞや?デザインとはなんぞや?と考えさせられた1年でした。 職種は違っても、話してみると、意外とみんな同じような問題意識を持っていて、ここまでの1年より、今後、この出会いが化学反応を起こしながら、地域に根付いた様々な活動に発展していきそうで、とてもワクワクしています。あくまでも設計者として、深く関わっていけたらいいな、と。 という事で、前置きが長くなりましたが、しご研の1年の活動の集大成として、「国分寺さんち博覧会=さんパク」というイベントが今週末から行われます。 (Click!)
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ふたつ前の記事で紹介したイベント。
「建築現場が出す廃材を、暮らしの道具に再生しましょう」 と銘打って開催したワークショップが、無事に終わりました。 平日の昼間なのでどうだろう?と心配していましたが、2人の方が参加してくれて、 それぞれとても素敵な作品を使ってくれて、楽しんでいってくれたようでホッと一安心です。 今回は、半端に余ってしまったベニヤと、 同じく現場で余ったり、古くなってしまったサンプル帳から剥がしたタイルを使って、 鍋敷きやコースターを作ったのですが、そのままゴミになるはずだったものが、 こうやって生まれ変わってくれるのは、やはりうれしい事です。 私はひたすらタイルを割っていたので、参加者さんが撮影してくれた写真でご紹介。
この企画、実は、いつかやりたいと思ってずーっと温めてきたものなのです。
やってみて分かった事、感じた事、これからの事。 本当にいろんな事に気づかせてもらったので、それについてはまた改めて。 この企画を面白がって、全面的に協力してくれた監督さん達、タイル屋さん。 そして、いろいろとアドバイスをくれた「しご研」メンバーにスペシャルサンクスです。 |
気に入ってるものを大切に長く使おうと思うと、余計なお金がかかる世の中でございます。
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あまり、時事ネタをブログの記事にする事はないのですが、今日はちょっとだけ。
今朝、俳優の今井雅之さんの訃報をニュースで知ってから、少し気持ちが沈んでいます。 人として、とても魅力的な方なんだろうなという認識はあったけど、特別ファンだったわけでもなく、 今井さんに限らず、志半ばで若くして亡くなる方がたくさんいるのも知ってるはずなのに、 どうしてこんなにダメージを受けてるんだろうと、一日考えていました。 多分、あんなに強い「生きたい」「悔しい」という思いを、ダイレクトに受け取ったことが、 実生活を含めても経験がないからなんだろうな。。。と思います。 今井さんの代表作「THE WINDS OF GOD」は、ずいぶん前に映画で観たことがあります。 とてもいい映画でした。 作品に込めて伝え続けてきた「生きてこそ」というメッセージを、 最後の最後まで、自分の人生において伝えきった今井雅之さん。 本当にかっこいいなと思います。 |