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杉並の二世帯住宅。
私が抱えている物件の中で唯一、工事の真っ只中で地震に合ってしまった現場。 住設の納期は影響受けるかな?と案じていましたが、なんのなんの。 すべて、一日も遅れることなく納品され、無事にお引渡しです。 監督さんの手腕のおかげ。ありがたいです。 この監督・Nさん。 どの現場でも、木工事が終わる頃になると必ず、 「明日、突然私が不慮の事故で死んでも、 この現場は予定通り終わるように段取りしてあるから安心してください」 と言ってくれて、実際、一日も狂わず現場が進み、 どんなにタイトな工期の現場でも、お客様との約束より少し早く完成させてくれるのです。 経験のなせる業なのでしょうが、これには本当に感心します。 密かに、『Nさんマジック』と呼んでおります。 先日、Nさんに、「そのすごい力で地震も止めて下さい」と頼んでみましたが、 それは出来ないそうです(笑)。残念。 ということで、 若夫婦の旦那さんが「ええやん!ええやん!!マイホーム~~♪」 と、現場で叫んでくれた(笑)夢の我が家の完成です。
以前もここに書きましたが、延床面積約31坪の建物で完全分離の二世帯住宅。
物理的には相当無理のある計画でしたが、例えばこのLDK。 数字で表せば、左の世帯は9.3帖。右の世帯は8.5帖しかありません。 でも、どちらも3人掛けのソファを置いてゆっくりテレビを見れるスペースが確保されています。 堂々と"LDK"と呼べる部屋になりました。 全体的に、コンパクトながらも生活しやすい家になったと自負しております。 1年後、2年後に、お客様からそう言っていただければ、この家づくりは大成功と呼べるでしょう。 今回ばかりは、恥も外聞も捨て、体裁やら印象やらも無視して書きますが、 「この間取りを設計した私、ちょっとすごくないですか?」と自慢したくなる出来映えです(笑)。 あはは、ホントに書いちゃった。 でも、真面目な話、 家づくりにおいて、『絶対無理』な事って無いのかもしれないな・・・。 と、あらためて勇気を与えられたプロジェクトでした。 これから先も、いろんな悪条件に悩まされてる人たちにとって、 あきらめないで一緒に答えを探してあげられる設計事務所になれたらいいなと思っています。 施主のKさん&Tさん。 これからの賑やかな毎日が目に浮かびますね。 ここに辿りつくまでの長い道のり。 みなさんひとりひとりにとって、『この土地に家を建て、住む』 という行為に、深い深い意味があった事と思います。 どうか末長く、みなさんお元気で、HAPPYな毎日をお過ごし下さい。 多謝。 |
まだ5月も4日だと言うのに、昨日の夜中、
「ぷ~~~~~~~ん」という蚊の音で起こされました。 早すぎますよね。 しばらく電気をつけて臨戦態勢でいたのですが、結局捕獲ならず。 でも、一瞬視覚に入ってきたその蚊は、 「お前さん、さては越冬したね?」と聞きたくなるくらい大きなシルエット。 いやん。怖い。 君達が生きてくのに必要な血くらい、いくらでも分けてあげるから、 一、静かに近づく 一、刺した後、痒くならないように注意する くらいの努力はしてくれ・・・と、いつも思う。 夏近し。のようですぞ。 |
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以前、何度か参加した、気功のワークショップの先生に誘われて、
土曜日の夕方、あきる野の三内ハウスというカフェへ行ってきました。 カリンバ(アフリカの民族楽器)のライブ。 山の中で、木の切り株に腰掛けながら聞くその演奏は、 ものすごく気持ちを静かにしてくれました。
最近、よく考えるのです。
いろんな人がそれぞれに、 例えば、 津波被害にあった被災者の人、福島の人、その周辺の人。 少し離れたところで、不安な気持ちで日々を過ごしている人、 心配してても仕方がないと、今までどおり、元気に生活を送ってる人。 いろんな人がそれぞれに、同じ時間軸の中で、 まったく違う現実を生きているんだなぁ・・・と。 その中で、自分自身の現実がどこにあるのか、どうなっているのか、 よく分からなくなってしまってるなぁ・・・と。 このライブに行ってみて、また新たに、 自分とは違う現実(というか、『時間』かな)を生きている人たちに出会って、 なぜか、やっと、自分の現実がハッキリ見えてきた感じがしました。 本当に情けないのですが、311以降のこの2ヵ月半、かなり精神的に参っておりました。 一体何に、こんなにやられてしまっているのか、よく分からなかったのですが、 うーん・・・うまく言えないのだけれど、 初めて真正面から自分と向き合わせれてると言いますか、試されてると言いますか、 なんか、そんな感じなのかもしれません。 意味不明ですよね(笑)。ちょっと危ない人と思われそうで不安だけど、 同じような思いをしてる人、意外とたくさんいるような気もするのです。 家に帰ってから、相方さんと、少し真面目にこれからの事を話しました。 食のこと、住のこと、仕事のこと。 万が一、東京が被害に合うような大きな災害が起こったとき、 どこで、何をして、どんな風に生活していくか。 気持ちの奥の方にある得体のしれない小さな不安と、 「なんとかなるよ。するしかないよ。大丈夫だよ!」という根拠のないたくましい気持ちを、 一度きちんと分けて、いろんな事を考えてみたら、だいぶ落ち着きました。 明日何が起ころうと、あさっても頑張って生きていかねばね!が着地点(笑)。 でも、原発から学んだように、 何が起こっても自分の手に負えるような生き方を選んでいかなければな・・・と思います。 こんな事、被害に合った人たちの前で言ったら罰が当たるかもしれませんが、 今回の原発事故は、日本中の人から、大なり小なり『なにか』を奪っていったような気がします。 その奪われたものを取り返そうとしたり、あった時と同じ生活を求めてたらダメなんだろうな・・・ と、少し気づきはじめました。認めたくなかったけど。 放射能の事も、エネルギーの事も、今まで真剣に考えてこなかった無責任な私ですが、 やっぱり、原発は全て止めてほしいと、今はとにかくそれを願います。 |
最近、新手のスパムメールが流行ってるんですか?
ここ1週間ほど、「お金あげます」系のメールが、次から次へと届きます。 もちろん開封せずに捨ててますが、タイトルを読むに、 「400万当たりました!」「200万当たりました!」から始まり、 「10万円あげます!」は一体何通来たことか。 これが全部本当だったら、私ったら、1週間で軽く800万くらい手にしてますよん。 この手のメールの目的がなんなのか、私はよく知らないのですが、 メールを読ませたいなら、もう少し考えればいいのに。 どう考えても引っかからないでしょう、これじゃ。 もうネタが尽きたのかな? ここまで書いてフト思う。 「800万くらい手にしてますよん」の内容で、このブログタイトルはいかがなものか(笑)。 直感で思いつきましたので、どうやら私の中では、 富豪=800万くらい持ってる人 ・・・らしいです(笑)。 |
なんとも不思議な雲の切れ間に、ぽつんぽつんと雲のかたまりふたつ。
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