円い箱 〜アトリエ朋便り 
Text Size :  A A A
|  Top  |  Blog  |  About  |  Contact  |
杉並の二世帯住宅。
私が抱えている物件の中で唯一、工事の真っ只中で地震に合ってしまった現場。
住設の納期は影響受けるかな?と案じていましたが、なんのなんの。
すべて、一日も遅れることなく納品され、無事にお引渡しです。
監督さんの手腕のおかげ。ありがたいです。

この監督・Nさん。
どの現場でも、木工事が終わる頃になると必ず、
「明日、突然私が不慮の事故で死んでも、
 この現場は予定通り終わるように段取りしてあるから安心してください」
と言ってくれて、実際、一日も狂わず現場が進み、
どんなにタイトな工期の現場でも、お客様との約束より少し早く完成させてくれるのです。
経験のなせる業なのでしょうが、これには本当に感心します。
密かに、『Nさんマジック』と呼んでおります。
先日、Nさんに、「そのすごい力で地震も止めて下さい」と頼んでみましたが、
それは出来ないそうです(笑)。残念。


ということで、
若夫婦の旦那さんが「ええやん!ええやん!!マイホーム~~♪」
と、現場で叫んでくれた(笑)夢の我が家の完成です。
Img_4106a954faf611f5097da3ae4bea9f4547bcc89c
Img_b705e6ef3e759b12bfc1529e80140131f8141e3b
以前もここに書きましたが、延床面積約31坪の建物で完全分離の二世帯住宅。
物理的には相当無理のある計画でしたが、例えばこのLDK。
数字で表せば、左の世帯は9.3帖。右の世帯は8.5帖しかありません。
でも、どちらも3人掛けのソファを置いてゆっくりテレビを見れるスペースが確保されています。
堂々と"LDK"と呼べる部屋になりました。

全体的に、コンパクトながらも生活しやすい家になったと自負しております。
1年後、2年後に、お客様からそう言っていただければ、この家づくりは大成功と呼べるでしょう。

今回ばかりは、恥も外聞も捨て、体裁やら印象やらも無視して書きますが、
「この間取りを設計した私、ちょっとすごくないですか?」と自慢したくなる出来映えです(笑)。
あはは、ホントに書いちゃった。

でも、真面目な話、
家づくりにおいて、『絶対無理』な事って無いのかもしれないな・・・。
と、あらためて勇気を与えられたプロジェクトでした。
これから先も、いろんな悪条件に悩まされてる人たちにとって、
あきらめないで一緒に答えを探してあげられる設計事務所になれたらいいなと思っています。


施主のKさん&Tさん。
これからの賑やかな毎日が目に浮かびますね。
ここに辿りつくまでの長い道のり。
みなさんひとりひとりにとって、『この土地に家を建て、住む』
という行為に、深い深い意味があった事と思います。
どうか末長く、みなさんお元気で、HAPPYな毎日をお過ごし下さい。


多謝。