円い箱 〜アトリエ朋便り 
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本当なら、今日、上棟を迎えていたはずのO様邸。
請負契約の2日前に、如何とも説明しがたい事態が発生し、ストップしていました。
施主の事情でもなく、つくり手の事情でもなく、
ああいうのを、「のっぴきならない事情」というんだろうな。
一時は、工事中止になることも覚悟しましたが、
一か月半に及ぶ、いろんな方達の尽力、交渉、祈り(←私はコレ担当)、
そして何より、施主のOさんの強い気持ちが事態を打開してくれて、
お盆明けに着工できることになりました。
本日、上棟予定だった末広がりの八月八日、無事に請負契約締結です。

設計した家が実際に建つ。
そんな当たり前の事が、これほどまでに嬉しいなんて。
まるで時間が止まってしまったような一か月半でしたが、その間に、
この家に対する思いが、深く、濃く、熟成されていたことに気づかされました。
関係者のみんなが「絶対に建てたい!」と願い続けてくれた、幸せな家。
きっと、予定通りに着工していたら成し得なかったような、素晴らしい家になるでしょう。
(と、工務店さんにプレッシャーをかけてみる(笑))


いろんな事が起きて、その都度いろんな事を考えて。
そんな経験を積み重ねる中で、この仕事への思いがどんどん深くなっていく気がします。
永遠に続きそうな熟成期間。熟れ過ぎて腐らないように注意しないとです(笑)。