円い箱 〜アトリエ朋便り 
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ここに書くのも憚れるくらい、文字通り「微力ながら」ではありましたが、被災地の復興のお手伝いをさせていただく機会がありました。津波で流されてしまった小さな事務所の再建です。

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微力ながらも、実際に関わってみて強く感じたのは、被災地の人たち(一般人だけではなく行政も含め)が、必死に前に進もうとしているんだという事。
東京で、既成概念の上であれこれ考えても、「法律は、どんな弱者の前でも無情なのか?」なんて嘆くばかりで、良い解決方法をなかなか見つけられずにいましたが、結局、答えを導いてくれたのは現地の人達でした。

少し前のブログに、「いろんな人それぞれが、全く別の現実を生きている」と書きましたが、この時もそれを強く感じたものです。現地の人達は、私たちの想像以上に、必死にこの現状と向き合っているんだと思う。
「被災者の心に寄り添う」なんて軽々しく口にできないな・・・と、あらためて考えさせられました。


今日、無事に建物が完成したと現地から連絡がありました。東北の梅雨入り前に終わって良かったね。


一人の被災者の勇気ある一歩が、津波で流されたこの町全体の勇気になればいいな・・・と思います。
そう思う事自体、非被災地に住む東京人ならではの、甘い幻想なのかもしれない。
実際は、この再建された建物ひとつが、現地の人達にいろんな思いを抱かせてしまうのかもしれません。
わからない。
それでもやっぱり、一人一人の勇気と希望が連鎖していく事を、心から願います。