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私達つくり手が、良かれと思ってやっている事、自信を持ってやっている事が、
知らず知らずのうちに、施主の選択権を奪ってしまっているのではないか? これが、今年1年、私が考え続けてきたテーマでした。 家づくり。 もちろん、プロとして牽引してあげなければならない場面は多々あります。 でも、受け取る人によって違うはずの、提案と押し付けの境界線に、 業界全体が、少し鈍感になってきてしまっているのではないかと、最近、少し案じています。 自分が消費者の立場で、様々なプロの仕事に触れた時に感じる事、 いい事も悪い事も含めて、受け取る側になって感じる事を、 自分の仕事に当てはめて考えた時に、ハタと気づかされることがたくさんあるのです。 自然素材の家、木と漆喰の家、国産材を使った家、建築家と建てる家、シンプルな家、 省エネの家、自立循環住宅、スマートハウス。。。 家づくりが、様々なキーワードの元に行われるようになりました。 その一つ一つ全てが、価値のあるものであり、正解です。 それぞれの分野で、パイオニアと呼べる方達が、日々勉強し、活躍していらっしゃいます。 施主にとっても、自分の価値観にあったパートナーを選びやすい時代なのかもしれません。 だから、そこに異論を唱える気は全くないのです。 私にだって、「願わくば、こうしてあげたい」という、ある程度確立された価値観も、正直、あります。 でも、、、でも、なのです。 家って、そんなに簡単にキーワード化出来るものなのか?しちゃっていいものなのか?と、 冒頭の問いに立ち戻ってしまうのです。 その家に住む当事者が置き去りにされてしまっていないだろうか?と不安になってしまうのです。 私は理屈屋なんですね、きっと・・・(笑)。 答えの無い問いのような気もしていますが、自分なりの答えが出るまでは、 少なくとも、提案と押し付けの境界線に敏感な設計者でありたい、 その家族が何を望んでいるのか、まっすぐに受け止められる設計者でありたいと思っています。 2014年のテーマは、キーワードの無い家づくり! 「○○の家」の○○に、あえて言葉を入れるなら、「あなたの家」。それだけで十分。 そんな気持ちで、来年も、もちろんひとつひとつの要素を丁寧に取捨選択しながら、 住み手のご家族と一緒に、家づくりを楽しんでいきたいと思います。 2014年も、たくさんの素敵な家族と出会えますように。 今年も1年、つたないブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。 これを読んで下さっている全ての人にとって、2014年が幸多き1年になりますように。 来年も、アホみたいに笑って過ごしましょう♪ 2013年のすべてに感謝をこめて、ブログ納めとさせていただきます。 どうぞ、良いお年をお迎えください。 |