円い箱 〜アトリエ朋便り 
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S様邸。最後の大仕事(いや、小仕事だ(笑))は、洗面スペースのタオル掛けの取付。
アジアンテイストのキャビネットにベッセルタイプの洗面ボウルを乗っけた、シンプルだけどとても雰囲気のあるスペースとなったので、タオル掛けは手作りにして、その雰囲気にもう一味足すことに。
奥さんが選んだ素敵な鏡が取り付けられたら完成形。
「ホテルみたい」とはまた違う、ほっこりする空間になるでしょう。

タオル掛けの素材は6mmの真鍮棒。総長35cm。
写真で見るほど繊細なイメージではなく、存在感はありますよ。(写真がピンボケでゴメンナサイ!)
タオルが引っかかったりして使いにくくなっては意味がないので、究極のシンプルデザインに、ちょこっと葉っぱを付けただけに留めましたが、この「ちょこっと葉っぱ」が、おそらく、私が家をデザインする上で大切にしたい部分なのだと思います。
「あってもなくてもいいものはない方がいい」と相田みつをさんは言ってましたが(笑)、なくてもいいけどあると嬉しいものを、さりげなく仕掛けていきたい。
という事で、S様邸も無事に引き渡しが終わりました。

環境問題に、そして近隣の方々に、真剣に温かい目を向けているとても素敵なお施主様でした。
注文住宅としては異例の短い設計期間ではありましたが、ほぼ毎週末に長時間にわたって行われた打ち合わせに、知恵熱を出しながら(笑)付き合ってくれたSさん。本当にお疲れ様でした。
ここまでは駆け足で邁進してきましたが、これから、ゆっくりゆっくり時間をかけて、唯一無二の我が家に育てていってくださいね。

ちょっと奥歯に物が詰まったような表現になってしまい恐縮ですが、「家をつくる」という行為以外での家づくりという仕事の難しさを、あらためて、深く深く勉強させられたお仕事でもありました。
関わったすべての人に感謝です。ありがとうございました。