円い箱 〜アトリエ朋便り 
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先日、現場の帰りに立ち寄った喫茶店での出来事。

椅子に座るなり、お冷を運んできた初老のマスターに、「何かいいことがあったんですか?」と聞かれ、
「いえ、別に」と答えながら、そんなうかれぽんちな顔で入店したのかしら?と恥ずかしくなりました。
まぁ、「何か嫌なことがあったんですか?」と聞かれるよりはいっか。

一件、メールを送らなければいけない用件があり、携帯を握りしめて入力している私に、
なんのお気遣いもなく(笑)、その後も矢継ぎ早に話しかけてくるマスター。
しかも、普通の世間話ではなく、マスターの従兄弟の縁談が壊れてしまった話や、
友達の娘婿がどうやら腹黒い・・・という話、ご自身の武勇伝、今嵌っている韓流ドラマの魅力。
そして、セルシオとシーマはどちらがいい車か・・・などなど。もうどうにも止まらない(笑)。

知らない人と話をするのは嫌いじゃないので、それは別にいいのですが、
(メールを送れないのはちょっと迷惑だったけど(笑))
おかしかったのが、話の途中途中でマスターが、唐突に、私の事を知ったかぶるのですよ。
「子供がダンスをやってるんだっけ?」とか、「雑貨屋さんをやってるんだよね?」とか。

私の事を誰かと勘違いしているという感じでもなく、
会話の中では、終始、私を初対面の人として扱っているんです。
だけど、話が途切れると、突然謎のスイッチが入って、
「あれ?そういえば知り合いだっけ?」みたいに・・・(笑)
あまりに唐突だから、その都度「へ?」と、こちらも混乱するんです。
さすが、混乱weekならではのひとときでした。


英語の習いたての時に目にした不思議な英文「あなたは、私を、知りません!」という一文が、
本当にピッタリと当てはまるシチュエーションがあるものなのだ・・・と知れたことが一番の収穫。